なぜ気持ちが楽になるんだろう
- 「人間嫌い」のルール
- 私の嫌いな10の人びと
- 「思いやり」という暴力
- どうせ死んでしまうのに、なぜ今死んではいけないのか?
そして いまの気持ち
- 醜い日本の私
頭上には電線がとぐろを巻き、街ではスピーカーががなりたてる、ゴミ溜めのような日本。美に敏感なはずの国民が、なぜ醜さに鈍感なのか?客への応対は卑屈で、「奴隷的サービス」に徹する店員たち。その微温的「気配り」や「他人を思いやる心」など、日本人の美徳の裏側に潜むグロテスクな感情を暴き、押し付けがましい「優しさ」に断固として立ち向う。戦う哲学者の反・日本文化論。